高崎観音と達磨寺に行ってきた。<達磨寺編>

前回→高崎観音と達磨寺に行ってきた。<高崎観音編> - 窪橋パラボラ




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◆少林山達磨寺◆
http://www.daruma.or.jp/index.html


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高崎観音から達磨寺へ向かいます。
所要時間は大体車で20分くらい。
お寺の入り口手前の道路脇で、大だるまがそびえ立ってお出迎えです。



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これは……看板なのか……? 高さは推定2m。
前回の大観音といい、高崎の人は大きいものが大好きに違いない(偏見) 。



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入り口の門は普通ですね。
もっとこう、寺全体が達磨ダルマしているかと思いましたが、そういうわけでもないらしい。



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門を抜けると、心臓破りの急階段が立ちふさがります。ギャー。
観音像胎内の急な階段といい、高崎の人は健脚ぞろいに違いない(思いこみ)。


(後日調べたところ、この階段の脇には女坂なる緩やかな坂があり、さらに階段を上った先にも駐車場があるなど、健脚じゃない人にも優しいオプションの揃ったお寺さんでした)



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私たちが訪れた日の達磨寺は人もまばらで、山の禅寺らしいひっそりとした雰囲気でした。
毎年1月7日に開かれる「だるま市」では、人もだるまも溢れかえるそうで、
この静かな山寺がどうなってしまうのか是非見てみたい。


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道案内版のだるまもひっそり。ちんまり。


しかしかわいいだるまに悶えている間にも、急階段は私の体力をぐんぐん奪っていきます。
この日の高崎の最高気温は38度。
暑さと喉の渇きと急階段のトリプルパンチで立ちくらみがしたよ。



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階段を登りきったら本堂、……ではなくて講堂。
休憩所兼、事務所兼、お守り売り場です。
本堂へは更に階段を登るので、その前にここでちょっと一休みしました。



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お守りはもちろんだるまづくしです。
小だるま中だるま大だるま、だるまみくじなどなど。だるまだるま!



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事務所内の筆立てもだるま。
これ、売っていたら欲しかったのですが、ここでは売っていませんでした。




ところで、達磨寺ではいたるところでブルーノ・タウトという方の名前を目にします。
「ここがタウト氏が居在した洗心亭です」
「タウト氏はこの小道をよく散策していました」
などと、タウト氏の共通理解が大前提な説明書きが唐突に現れるので、タウト氏のことを知らない人間は責められるのではという恐怖がこみ上げ、「ああタウトさんね、よく存じ上げておりますよフフフ」という態を忙しく取り繕いました……そもそも責められるって誰にだ……人目を気にしすぎる自分が憎い!


そんなタウト氏は、ここ達磨寺に2年ほど滞在したドイツ人の建築家です。


<参考>
wikipedia ブルーノ・タウト
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%83%8E%E3%83%BB%E3%82%BF%E3%82%A6%E3%83%88


◆ベルリンの近代集合住宅群 | THE世界遺産 TBS
http://www.tbs.co.jp/heritage/archive/20090524.html


◆『忘れられた日本』ブルーノ・タウト 松岡正剛の千夜千冊・遊蕩篇
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1280.html



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さて。のんびり休んだところで、さらに奥、本堂へ。
ここには大量のだるまが納められています。



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君はこれだけ大量のだるまを一度に見たことがあるか!?
私は初めてだー!!!



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いろんな顔のだるまがいるのだなあ。



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達磨寺の絵馬はもちろんだるま。



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トトロ的な立ち姿のだるまが印象的なこちらの建物は達磨堂。
中には古今東西のだるまコレクションが納められています。


一刀彫のゴツゴツしただるまや、眉毛と髭にもっさり植毛してあるだるまなどなど、ありとあらゆる種類のだるまがぎっしり詰まっている達磨マニア垂涎(多分)の建物ですが、夢中で見入ったため内部の写真を撮り忘れました。なぜかマトリョーシカまで展示してある混沌達磨空間で面白かったのに……。



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さて。来た道を戻って、階段へ。階段の上をまたぐように鐘楼があります。鐘は自由に突かせていただけますよ。わあい。この鐘楼に置かれていた達磨大師像(高さ推定20cm)がむちゃくちゃ格好良かったのですが、見とれすぎて写真を撮り忘れました。キメキメのジョジョ立ちでえらい迫力だったのに……。



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鐘楼から階段を見下ろすとこんなかんじ。
運動不足の窪橋は、これにとどめを刺されて、
ふくらはぎをぱんぱんにして帰途についたのでした。