「大恐竜展」にいってきた。
よい子のみんな! 手は洗ったかい? 私は洗ったよ!
私があんまりよい子なので大恐竜展に行ってきました。
よい子にしてるといいことがあるね。
◇◇◇◇◇
JR公園口の改札を抜けたら、竹下通りもかくやと思わせる人ごみが。
やぁ、すごい熱気だねティラノ君?
←ティラノ君
そうだね窪橋くん! いま上野では、
国立西洋美術館でルーヴル美術館展、
国立博物館で国宝阿修羅展が開催されていて、
国立科学博物館の大恐竜展の他にも楽しさめじろ押しなのさ!
わあ、まるで上野に芸術の秋が来たようだねえティラノ君!
阿修羅展は窪橋もこの前見てきたよ!
そりゃあ素晴らしかったよティラノ君!!
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西洋美術館を横目に見ながら進みます。
ルーヴル展も興味があったので
見てきたという知り合いに感想を聞いてみたところ、
「人が多すぎてアタクシにはちょっと…。
本場Louvreで見た時のほうが味わい深くてようございましたわ。
貴方もおフランスでご覧になるとよろしくてよ」
と超ごまんたれぶ発言をかまされて*1、窪橋は歯軋り防止のマウスピースを噛みちぎる勢いでギリギリして頭痛がひどくなったので、今回は見送ることにいたしました。見てろよ、おいらだって仏蘭西に、いつか、いつか必ず……い、行きてええぇええぇえぇ。
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大恐竜展は待ち時間ゼロ分ですよ。うれしいねぇー。
豚インフルエンザ対策か、会場入り口に手指消毒液が置いてありました。マスク姿も目立ちます。
入場。まずは音声ガイド(500円)をゲットです。
今回のガイドは大人用と子供用の2種類がありました。子供用を借りると恐竜キングのカードが貰えるとあって(詳細)、前に並んでいた少年が早くもヒートアップ。お子さんにはクイズ用紙なんかも配られてたみたいで正直うらやましかったですが、なにぶんよい子なので黙っていました。黙っていたのでもらえませんでした。
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さあ、中に入りますよお。
どーん!*2
どーーん!*3
どどーーーん!*4
ばぁーーーーーん!*5
はい、すごかったですねっ。
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今回の特別展は、ナウでホットな化石や研究成果のお披露目会という感じでした。南半球(一部日本)で見つかった珍しい恐竜だけ展示しちゃいマース、おなじみの恐竜は常設展示を見に行ってね☆ という趣向。潔し。中には「我輩は恐竜である名前はまだ無い(論文待ち)」という標本もあり、おお…フレッシュネス…とか思いましたよ。
マプサウルスくん(写真上から3枚目)のブースのCG動画は、肉食であるマプたんが群れをなして草食恐竜に襲いかかり、最終的には大口を開けて画面に迫りブラックアウトする、という、やたら良くできた恐怖映像なので必見です。
もっと詳しいことを知りたい人はこのへんを読めばいいじゃない。
っていうか現地に行けばいいじゃない。
パンがないならご飯を炊けばいいじゃない。
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さて、お楽しみ、物販コーナー。
親と子の仁義なき戦いがこのブースの目玉です。そこかしこで接戦が。
「ねえ、1個しかダメ? ほんとに1個しかダメ??」
とか、
「それ買ったら来週お祭り行けないからね! それでも良いの? どうするの?」
とか、会話を聞いているだけで胸が熱くなりますな!
アンモナイトや虫入り琥珀などの化石も置いてあり、1000円以上するものが多かったのですが、あるお父さんが「これだったら買ってもいいよ…」と明らかに自分が欲しそうな表情で息子に提案していて、
「ええっだってパパこれ500円超えちゃうよ? ママ500円までだって言ってたよ?」
「これは本物だからいいんだよ」
「ええー」
とよくわからない理屈で強引に息子を言いくるめていたのが面白かった。で、横で聞いているうちに、我が家にも似たような経緯で手に入れた三葉虫とアンモナイトとサメの歯の化石3点セットがあるのを思いだし、子供の頃のビタースウィートメモリーが突然カムアゲインして父ちゃんと母ちゃんに会いたくなったので、先週末は実家に帰らせていただきました。
おあとがよろしいようで。